"Organic" is not a label - but an attitude |
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bioRe TANZANIA Report 2008.06.25-07.01
2008年6月 タンザニアレポート:第1回(6月25日(水)-6月27日(金)) |
6月25日(水) 夕刻8時45分アラブの航空機エミレーツに乗り込み関西空港を飛び立ちました。機内は新しくキレイ、座席は空いてゆったりしていました。約10時間半のフライトの後、26日未明、アラブ首長国連邦ドバイ空港に到着しました。それから6時間空港の中で時間をつぶし、10時55分目的地タンザニアダルエスサラームに向けて離陸しました。 |
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ニオレレ空港からPRECISION航空の飛行機でムワンザMWANZAに移動しました。ムワンザはビクトリア湖の南の端に位置していて、ROCK CITY「岩の町」の異名通り大きな岩が平原にも山にもごろごろと有ります。地質的には表土もなくとてつもなく古い 感じがしました。さあ、オーガニックコットンの聖地MEATUメアトウに向けて5時間の移動です。ランチを食べて午後1時、車は走り出しました。 まともな道路は初めだけ。舗装してあっても所々大きな穴が開いているので、油断できません。途中からはカマボコ道。とにかく道はひどくて遠い。バオバブの木が随分とたくさんあります。びっくりするほど大きな木です。葉っぱは殆ど落ちているが、一部実がなっていて、食べられるとの事です。 |
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一面ものすごく広い大地で、牛、ヤギ、羊を放牧している人たちをぱらぱらと見かけました。 乾季に入っているので、植物は枯れかけており、ソルガム、ミレット、メイズの収穫後のようなところが見られます。 |
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5時間の激しい揺れに耐え、綿の畑が見え始め、目的地のBIOREトレーニングセンターに到着したのは、 我々は異国の食事を楽しみ、蚊帳が吊られたベッドに寝て、懐かしさを感じながら旅の疲れを癒しました。 |
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6月28日(土)
←左の写真は、珍しいローラージンの機械です。左下の写真もローラージンの機械 右下の写真は一般的なソージンの刃の部分です。 ここにはローラージンの機械が24台もあって1日30トンの綿を処理できます。
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この写真は種を分離した後の綿をベールと呼ばれる塊に圧縮する機械です。
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1ベール約200kgに固めます。取り引きはベール単位で行われます。
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6月28日(日) このプロジェクトは1994年から始まりましたが、実質現在の形でスタートしたのは |
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各村には一人ずつのスーパーバイザーをつけ、農民のトレーニング、技術の移転を行っています。 オーガニックコットンなので、書類の作成、保管、管理などは非常に大切な事です。 |
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各村に一箇所づつある集荷場には、まだ本格的な収穫が始まっていないので |
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夕方は大きな夕日を見ながらKILIMANJAROビールをニランジャンさん、チャネン氏と3人で飲む。涼しくなり始め、何もかも忘れそうな静寂です。 |
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6月29日(日) ジニング工場の近くのマーケットに連れて行ってもらいました。 |
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また牛やヤギまで売られているのには驚きました。 皆、お休みなので、わいわいがやがや楽しく過ごしておられます。夕方までには、お酒も入りもっと盛り上がるそうです。 |
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午後は、チャネン氏にZAPの説明を受けました。ZAPとは、REMEIのオーガニックコットン加工基準です。 また、CO2削減に対する取り組みについても聞きました。 またインドでは現在バイオガスプラントを150作っていますが、これを更に増やしていくようです。 また、今年から、風力の自家発電設備を持った紡績工場に一部紡績を依頼し始めるようです。
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6月30日(月) トレーニングセンターの中には、6部屋のバストイレ付き個室の他に、職員、学生などが泊まれる寮もあります。 1. 2002年には、数個の井戸を掘り、500家族に貢献。 2. 2004年―2005年には、小学校に机、文房具などの購入費用として5万ドルを寄附。 3. 2006年は食用農産物を含め、農業生産が非常に悪かったので数ヶ月間に亘り、この地域の小学校に昼食支援を行ないました。 4. 昨年から今年にかけては2本の新規の井戸と1本の井戸の補修工事を行ない、3月に完成しました。しかしながら、まだ11の村に井戸が必要との事です。 今朝は、JUSTINAさん同行で13km(車で20分くらい)の所にあるンゴボコ村へ。 |
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1世帯約10人くらいが一般的との事。 一箇所のところで皆さんが是非もう1基をこの地域に作って欲しいと言われました。 近くの中学校の生徒なども使っているらしく、順番待ちなど大変という事です。 井戸についてはbioReと利用者との間で契約書を作成し、現地調査、水質検査、セメント、ポンプなどは、bioRe, 井戸掘りその他の作業、完成後のメンテナンスなどは利用者側がすることとしています。非常にいい仕組みだという印象を受けました。 要望は利用者側から出され、bioRe側で費用その他を検討し、予算を付け、実行して行くようです。現在11の村での予算は下りていますが、準備もあり、簡単には、出来ません。 パノコとしては、今年から来年にかけ、協力の一環として、 今後はNOC全体でも毎年少しずつ協力していけたらいいと思いますね。
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トレーニングセンターに帰ると、ちょうどインドから足ふみの新品のミシンが18台着いたところでした。
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7月1日(火) |
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NIRANJANさんたちにお礼の言葉を述べMWANZAに向け出発。
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まだREMEIの原綿の買取が本格的に始まっていないので工場は稼動していませんでした。 ローラージンは数年前にREMEIのファイナンスでインドから輸入した物だという事です。稼動は6月から11月くらいまでで、REMEIの仕事だけをやっています。8時間で50ベール、1日150ベールの能力です。(約30トンぐらい) 今年度の収穫予想: 2008年今年の収穫量は2400トン。今年は、1000トンはタンザニアで紡績する予定です。 この地域の15の村の約2400の農家が29,129エーカーの有機の畑でオーガニックコットンを栽培しました。一軒の農家には3〜4人の親族が付随していますので、実際はもっと多くの農民が働いています。 |